最短でキャリアカウンセラー資格を取得するポイント
キャリアカウンセラー資格はとても人気の高い資格ですが、難易度の高い国家資格なので取得するためには多くの時間をかけなければなりません。
しかし最短で取得する方法はあります。誰でも最短で取得できるとは限りませんが、キャリアカウンセラーについて勉強するための十分な基本知識とノウハウを持っている方のための取得方法があるのです。
最短でキャリアカウンセラー資格を取得するには？
キャリアカウンセラーの資格とは、日本国内では一般的にキャリアコンサルタント資格と呼ばれています。日本キャリア開発協会が認定している厚生労働省の国家資格であり、取得するためにはいくつかの条件があります。
求職中の労働者に対して適切な職業を選択したり、生活を続けるためのプログラムを組んだり、能力を活かせる職場を探したり、などの職業斡旋業務や相談対応などの実務経験を3年以上積んでいる場合に、キャリアコンサルタント資格の試験が受けられます。
3年以上の実務経験というのは、かなり長い期間だといえます。他の資格と比べても長い部類に入りますし、学生さんにとって条件を満たすのは難しくなります。
最短のルートでは、3年の実務経験の代わりに140時間以上のキャリアコンサルタント養成講習を受けることでも可能です。この講習は、厚生労働大臣が認定している講習に限ります。
キャリア・コンサルティングの存在意義や、それを十分に行うための必要な知識と技能などが学習対象となりますが、キャリアコンサルタントに求められる倫理観や、行動の指針となる意識の向上も必要となります。
140時間は十分に長いと感じるかもしれませんが、これは事実上の最短ルートとなります。もっと短い期間で勉強したいという場合には通信講座を活用しましょう。
全カリキュラムの半分以下、つまり70時間未満は通信講座で受けても、資格試験を受けるための条件を満たすことができます。自宅などで通信講座を受けることができれば時間短縮に繋がりますし、余分な時間を自習時間に割り当てることができます。
キャリア・コンサルティング協議会が認定している、同じく国家資格の2級もしくは1級キャリア・コンサルティング技能士の資格を持っている場合は、キャリアコンサルタント試験は免除となります。
ただしキャリア・コンサルティング技能士の方は5年以上の実務経験を求められるためハードルはさらに上だといえます。キャリアコンサルタント資格を先に取得するのが順当でしょう。
難易度の高い資格ですが最短を目指せば１年以内での取得も十分可能です。
興味のある方は、ぜひ資格取得を目指してみましょう。
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